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お手当てのこと~再生~

お手当てのこと〜「再生」
 
カジュ祭。
シトシトと雨の降る中でのお手当て。
 
久しぶりにお手当てを受けに来てくれた彼女は
ハラハラと涙を流した。
「ああ、私、頑張っていたんだなー」と一言。
そして、またハラハラと涙を流す。
 
鳥の声、
木々のざわめき
アコーディオンの音
 
硬く硬く体と心を固めないと
乗り越えられなかった仕事の諸々。
心と体を固めて、感じないようにして
過ごしていたこの1ヶ月。そんな話をしてくれました。
 
お手当てで体が緩んで
やっと流せた涙。
体が緩めば、心も溶け出す。言葉も出てくる。
 
まだまだ、緩まない、緩めない様子もあるけれど、
これが再生の第一歩。
そう思います。
 
お手当ては、受ける方が
本来の自分に戻るお手伝いをしていると思うことがあります。
私が整えるのではなく、
その方自身の体が、心が良き方向へ向かうサポート。
 
また、いつでもお手伝いするので、
いつでも来てね。
そう伝えて、送り出しました。
 
お手当てしていた場所は
いつもはお野菜を育てる畑があるところです。
きっと、鳥や木々たちと一緒に
土も彼女の「再生」に力を貸してくれると思います。